2010/01/26

卒業式はマリファナの花束を抱いて(伊藤たかみ)


【タイトル】卒業式はマリファナの花束を抱いて
【著者名】伊藤たかみ
【発行年月日(初版)】1997年05月23日
【登場人物の年齢層】大学生
【概略】エミリはパパの再婚相手が連れてきた綺麗な女の子。私はひと目で彼女を好きになった…。血のつながらないサラとエミリの姉妹のあいだに生まれた不思議でせつない恋。卒業式を前にクスリに溺れる少女たちの見えない未来を描く。 (「MARC」データベースより)
【感想】タイトルに惹かれたのが読み始めたきっかけ全体の文字数が少なく一時間程度で読み終えた。
 ドラッグに溺れる主人公の血のつながらないの妹"エミリ"と主人公の"サラ"による恋と、その状況を徐々に蝕むドラッグを描いている。正直なところあまりにも早く読み終えてしまい特にこれといった感想を抱かなかったが、それはすなわち内容が薄いということの現れかもしれない。停滞し鬱屈した状況を打開しようとするのを描いているのかな、と思ったが、それにしては文章にインパクトがなく印象に残らなかった。「八月の路上に捨てる」のときにも同じような印象を抱いているが、それがこの作家の特徴か。
【ランク】4.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010年01月26日

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