2010/01/04

変愛小説集(岸本佐知子編)


【タイトル】変愛小説集
【著者名】岸本佐知子
【発行年月日(初版)】2008年05月07日初版
【登場人物の年齢層】さまざま
【概略】岸本佐知子、最新翻訳集 岸本佐知子が訳す世界の「愛」の物語。ブッカー賞作家から無名作家まで「変愛」と呼ぶしかない狂おしくも美しい愛の世界。こんな小説見たことない・・・!?
【感想】きっかけは不明。朝日新聞書評と思う。
通常の恋愛小説とは異なる、変わった恋愛を集めた短編小説集である。だが訳者あとがきにも書かれている通り、恋愛の対象が通常と異なるだけで中身は極めて真っ当な恋愛である。個人的には「まるのみ」という短編が衝撃的で面白かった。主婦が好きな人を丸呑みしてしまう話なのだが、設定が奇想天外なのにも関わらずちゃんと恋愛物語として成り立っているところがすごいな、という感想である。
 このようなあるテーマに沿って短編を集めて訳すというスタイルは非常に可能性があって面白いなと思う。このようなスタイルの短編集があったら読んでみたいと思う。
【ランク】6.3
【読書中メモの総覧】なし
【備考】20091230読了。

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