2011/04/06

肉体の悪魔(ラディゲ)


【タイトル】肉体の悪魔
【著者名】レイモン・ラディゲ
【発行年月日(初版)】1954年12月10日
【登場人物の年齢層】青年
【概略】第一次大戦下のフランス。パリの学校に通う15歳の「僕」は、ある日、19歳の美しい人妻マルトと出会う。二人は年齢の差を超えて愛し合い、マルトの新居でともに過ごすようになる。やがてマルトの妊娠が判明したことから、二人の愛は破滅に向かって進んでいく…。(bookデータベースより)
【感想】アマゾンの類似商品?の項目から。何を買った時に知ったかは忘れた。

 出来事の流れ自体は簡単なのだが、文章が固い。比喩が難解である。この印象は原文もそうなのか訳がこの印象を与えているのかは不明だが。あらすじにおいて「ダイヤモンドのように硬質で陰翳深い文体によって描く。」といってあるがまさにその通りである。決してロマンに傾倒せず、どこかクールに描いているのだ。

 どうやら著者はこれを16歳くらいに書いたそうである。もちろん前記の通り原文の印象はわからないが、このような感じだったらまったく恐ろしいモノであるが、残念ながら年若くして亡くなったそうである。


 正直読んでからそこそこ時間がたっているため印象を忘れてしまった。なんでここまで放置してしまったのだろうか。
【ランク】6
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2011年03月27日に読み終えた。

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