2009/05/12

車輪の下(ヘルマン・ヘッセ)


【タイトル】車輪の下
【著者名】ヘルマン・ヘッセ
【訳者名】秋山英夫
【発行年月日(初版)】1977年4月
【登場人物の年齢層】少年
【概略】主人公ハンスが勉強のために少年の大切な時間を奪われ、最終的に死んでしまう物語(by me)/天才的な才能を持ち育ったハンスという少年は、エリート養成学校である神学校に2位の成績で合格する。町中の人々から将来を嘱望されるものの、神学校の仲間と触れ合ううちに、勉学一筋に生きてきた自らの生き方に疑問を感じる。そして周囲の期待に応えるために自らの欲望を押し殺してきた果てに、ハンスの細い心身は疲弊していく。勉強に対するやる気を失い、ついに神学校を退学する。その後機械工となり出直そうとするが、挫折感と、昔ともに学んだ同級生への劣等感から自暴自棄となり、慣れない酒に酔って川に落ち溺死する。(wikipedia)
【感想】友人のO君曰くかなり重たく悲惨な物語と言っていたので読んでみたが、予想以上に悲惨ではなかった(それでも最終的に死んでしまうので十分悲惨であるが)。海外の文学では久しぶりの三人称で、読みやすかった。内容は主人公ハンスの一生を語り少年時代の過酷な教育制度を批判したような物語になっている。wikipediaによると1905年に発表されたらしいが、全く持って現在に通ずると思う。教育制度の痛烈な批判は著者であるヘッセの過去から生み出されていることが解説やwikipediaによって書かれている。物語の内容について最後の川に溺れて溺死する部分は少々むなしくまた気に食わない。
【ランク】6.5
【読書中メモの総覧】▼久しぶりに三人称▼現在に通ずる▼DEAD END
【備考】2009年5月12日に読み終えた。

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