2011/09/16

たった一人の反乱(丸谷才一)

【タイトル】たった一人の反乱
【著者名】丸谷才一
【発行年月日(初版)】1972年4月20日
【登場人物の年齢層】
【概略】出向を拒否して通産省をとび出し民間会社に就職した馬淵英介は若いモデルと再婚する。殺人の刑期を終えた妻の祖母が同居し始めたことから、新家庭はとめどなく奇妙な方向へ傾き、ついに周囲の登場人物がそれぞれ勝手な「反乱」を企てるに到る。―現代的な都会の風俗を背景に、市民社会と個人の関係を知的ユーモアたっぷりに描いた現代の名作。谷崎潤一郎賞受賞。
【感想】朝日新聞夕刊にて。

 今から30年ほど前に書かれた作品であるが、古臭さは感じられず、むしろどこか洗練された印象を受ける、今まで読んだことの無いようなタイプの小説である。概略にも書かれてある通り知的で大人の読み物と言ったところである。正直上流階級の風雅な読み物で、特にこれといった感想はない。やたら長いな、ぐらい。まだ早かったかな。
【ランク】6+α
【読書中メモの総覧】引きずり込む訳ではなく、かといって突き放すわけでもない程好い雰囲気
【備考】201109月上旬に読み終えた。

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