2010/04/09

紅~ギロチン~(片山憲太郎)


【タイトル】紅~ギロチン~
【著者名】片山憲太郎
【絵】山本ヤマト
【発行年月日(初版)】2006/07/30
【登場人物の年齢層】高校生、他
【概略】駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎にきた一通の電話。それは、商売敵である悪宇商会からの勧誘だった。一度は応じた真九郎だが、最終課題に出されたのは、なんと暗殺計画への参加。標的となるのは、一人の病弱な少女。真九郎は当然のごとく拒否し、交渉は決裂。そして暗殺阻止へと動き出す。しかし、踏み込んだ闇はあまりに深かった。立ち塞がる悪宇商会の殺し屋・斬島切彦。その恐るべき刃は、真九郎と紫の仲までも引き裂き、さらなる窮地へと追い詰める…。(「BOOK」データベースより)
【感想】紅シリーズ二作目。
 「ギロチン」と呼ばれる殺し屋、斬島切彦が登場するこの作品は、前作にも増して真九郎の心情描写が濃いように感じる。途中、紫との約束を反故にして紫に嫌われたあとの場面は、真九郎はかなり陰鬱になっていたし、また、斬島切彦に足蹴にされたときも同様である。しかしやはり最終的に紫と和解する場面はほのぼの…というよりはホッとする感じだ。
 ただ、真九郎が自身の体内に埋め込まれた「角」的なモノを使用したときと、通常の状態のときの能力の差はチートレベルである。これはあまりいただけないなと思う。ありがちな戦闘モノと大差ないからだ。この点も次作ではどのようになっているかが楽しみである。

 やっぱりライトノベルは読みやすく面白いなあと思う。今までほとんど読んだことなかったがさっくり読める小説としてこれからも時々読んでみようか。
【ランク】6.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/04/09に読み終えた。

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