2010/12/13

ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇(久慈六郎)

【タイトル】ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇
【著者名】久慈六郎
【発行年月日(初版)】2006年07月31日初版
【登場人物の年齢層】-
【概略】もしも、ロト6で大金が当たったら…?こんな夢を実現させてしまった男(38歳、独身、年収320万円)の人気ブログの単行本化。換金の手続き、銀行主催のカウンセリング、不眠症、人間不信、1万円札でツルを折る日々、それでもモテない現実、そして襲いかかる株式投資の大失敗(ウン億円)…。一攫千金を夢見るすべての人、必読!世界で初めて「ロト6成金の体験」をリアルに描いた、悲劇と人間性回復のドキュメント。(「BOOK」データベースより)
【感想】図書館で見つけたのがきっかけ。


 結構なタイトル詐欺で、悲劇というほどひどい状態にまでは陥ってなくてがっかりした。いかにも1サラリーマンが大金を得たらしそうなことをしているだけで、何の面白味もない。ただ単にブログを単行本化したものである。ブログもくだらない。


 読み終えたあと、もし自分が一等に当選したらというくだらない妄想をしたのだが、すればするほど自分がいかに庶民かが分かる。親に家のローンなどある程度渡して、そのあと浮かぶのは都心に引っ越したり海外旅行に行ったりカジノに行く、小説やマンガ、ライトノベルを大量に購入する……などで、いかにも庶民の贅沢の範疇を越えない。こんなレベルのしょうもない事しかしないのであれば、ある程度の生活費は確保してあとはどこかの団体に寄付した方がよほどマシであろう。しかし、何か虚しいものである。セレブは生まれた時点でセレブとしての生き方を知っているのかもしれない。


 調べてみたらドラマ化されていたが、どうやら打ち切りになっているようだ。全く当然である。
【ランク】4
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010年12月06日に読み終えた。

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