2010/06/08

闇の子供たち(梁 石日)


【タイトル】闇の子供たち
【著者名】梁 石日
【発行年月日(初版)】2002年11月20日
【登場人物の年齢層】子供と大人
【概略】世界中の富裕層の性的玩具として弄ばれるタイの子供たち。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。モラルや憐憫を破壊する資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作!(出版社/著者からの内容紹介)
【感想】「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」より。読んで鬱になるような本を求めて読み始めた。
 タイにおける児童売買に携わる者とそれに反対する団体を描いた物語である。性の道具として強要される子供たちの描写は生々しく、非情で過酷な世界が描かれている。外国人と子供によるセックスの描写はリアルで、こんな世界があるのかと衝撃だった。
 しかし読後に気持ちが鬱になるかと言えばならなかった。社会啓発の要素が強すぎる所以だと思うが、今回の「鬱になる小説を読む」という目的は達成されなかった。物語としても、児童売買の実態報告的な要素が強く、ストーリーとしても楽しめるようなものではなかったが、このような世界を知ったことは有益になったと考えよう。
【ランク】5.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/06/08に読み終えた。

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