【タイトル】ロリータ
【著者名】ウラジーミル・ナボコフ(若島正 訳)
【発行年(初版)】2006年11月1日(1958年)
【登場人物の年齢層】中年+少女
【概略】中年の主人公ハンバートの、少女ロリータへの偏愛を描いた物語。
「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。…」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。 (「BOOK」データベースより)
【感想】ロリータ・コンプレックスの由来となった本であり、知的好奇心・・いや、単なる下劣な興味からアマゾンで購入し、読んでみたが、非常に難解の一言に尽きる。これを一回だけ読んで内容を理解するのは不可能であるほどボリュームの量である。直接的な表現というものが少なくかなり比喩というか言い回しというのか分からないがとにかく難しい。一回読んでおおよその概要は掴めたのかどうか・・・というレベルである。
内容についてはハンバートのロリータに対する偏愛っぷりが描かれているが、そこに特別な低俗さは感じられない。高貴で芸術的な域に達している。
読み始める前のこの本に対する印象、すなわち下劣な好奇心というものは読み始めてすぐに消え去った。これは再読必須である。
【ランク】9+α
【備考】2009年2月5日にざっと一回読み終えた(中2)。再読必須。
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