再読。以下読んでいて思ったことのメモ。2011/02/07に読み終えた。
一つのストーリーとしてはっきりと定まっている感じではない、不安定で柔らかい感じ。特に主張するのでもなく、物語の雰囲気をより重視する。現実世界の空しさや悲哀を切り抜いた感じ。
唐突に死ぬ。この前の章で快方に向かっているという記述のあった直後である。
直子の自殺に深く悲しみ、自暴自棄にすらなっていたのにも関わらず、今(上・第一章)では記憶が薄れていくことの虚しさ、悲しさ。そして死んだ後緑が直接登場しないことのなんとも言えない感じ。見方によって何十もの読み方が出来る可能性を秘めている。こういう作品を現代文の授業でやったらなあ。
なんて言うか感想をしっかり書けない。以前に比べたら進歩しているかもしれないが・・・これをまとめる気はさらさらない(まとめられない)。
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