2011/02/09

共生虫(村上龍)

 

【タイトル】共生虫
【著者名】村上龍
【感想】書店にて。

 相変わらず村上龍作品は抽象的だな、と思っていたが、今回は今まで読んだ作品に比べてメッセージが分かりやすい。特「あとがき」が書かれている辺り珍しいな、という印象である。

 どうやらこの作品に関連して、「共生虫ドットコム」が期間限定で運営されていたり、また、「共生虫」に関する対談や主人公であるウエハラの精神分析など様々な内容をまとめた本が出版されるなどメディアミックスを展開したり、また、この作品が少年犯罪の連続事件のあと話題になった小説であることが解説で述べられている。これら一連の出来事にリアルタイムで立ち会えなかったのは非常に残念であるが、今から追体験をすることも可能だと思うので、早速この出版物を購入して読んでみたい。

 小説に関しては一読した限りだが、村上龍らしさを感じさせた。また、読む必要あるのか?という箇所が何ヵ所かあったりもした。

 以上が読んだ後書いた感想である。一応共生虫ドットコムを購入したのだがDVDが付属されてなくて萎えて読まないまま放置してしまった。一応形にはしとかないとな。機会があったら読み直すか。
 
【ランク】6+α
【備考】2010/12/05に読み終えた。

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