【タイトル】禿鷹狩り
【著者名】逢坂剛
【発行年月日(初版)】2006年07月15日
【登場人物の年齢層】成人
【概略】ヤクザすら好人物に感じられる悪徳刑事・禿富鷹秋に巧妙に仕掛けられた執拗な罠。ヤクザも南米マフィアも手玉にとる男の前に最強の刺客が現れる…! 息を呑む展開のシリーズ完結編(「MARC」データベースより)
【感想】 禿鷹シリーズのラスト。
今回は禿鷹クラスの悪徳刑事である石動と、それの相方である嵯峨のコンビとの禿鷹、渋六の人間、そしてクローズアップされた御子柴との対決をメインに描かれている。特に、石動という刑事は強烈で、禿鷹との狐と狸の化かしあいという表現は非常に的を射ていると思う。
ラストでプロローグの話が誰だったのかが明かされているらしいが、正直よくわからなかった。がん宣告されているというのがヒントになっていると思うのだが、イマイチよくわからん。多分もう一度読み直せば分かるような気もするが、そんな気力は沸いてこない。
個人的には本作品で急激にクローズアップされた御子柴刑事が気になる。禿鷹の悪事に手を貸した御子柴のその後が気になるが、外伝での活躍に期待したい。
禿鷹シリーズの外伝が別冊文藝春秋で連載されているらしい。禿鷹の死後が描かれているので、早く単行本になってほしいものだ。
【ランク】5.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/04/05に読み終えた。
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