【タイトル】ダイナー
【著者名】平山夢明
【発行年月日(初版)】2009年10月16日
【登場人物の年齢層】成人
【概略】ひょんなことから、プロの殺し屋が集う会員制ダイナーでウェイトレスをする羽目になったオオバカナコ。そこを訪れる客は、みな心に深いトラウマを抱えていた。一筋縄ではいかない凶悪な客ばかりを相手に、カナコは生き延びることができるのか?暗躍する組織の抗争、命がけの恋―。人の「狂気」「恐怖」を描いて当代随一の平山夢明が放つ、長編ノワール小説。(「BOOK」データベースより)
【感想】 ダヴィンチ、他より。ダヴィンチにおいてはプラチナ本として紹介されていたので少しわくわくしたきもちで読んだ。
殺し屋専門の食堂で、ユニークすぎる登場人物による物語は次の展開が読めずまあまあ楽しめた。殺し屋関係の如何にもリアリティのありそうな知識がちりばめられており、全くのファンタジー小説にもなっていないのもいい。
若干登場人物がごちゃごちゃになり、また終盤も少々ややこしかった。ラストも殺し屋食堂の話なのでありがちなラストではなくもう少しスカっとしたモノが欲しかった。以上の点が気になったものの、結構楽しめた小説であった。
【ランク】6.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/03/29に読み終えた。
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