【タイトル】銀弾の森
【著者名】逢坂剛
【発行年月日(初版)】2003年11月30日
【登場人物の年齢層】成人
【概略】渋谷の利権を巡り、渋六興業と敵対する組の幹部を南米マフィア・マスダが誘拐した。三つ巴の抗争勃発も辞さない危うい絵図を描いたのは、なんと神宮署生活安全特捜班・ハゲタカこと禿富鷹秋。狙いは一体何なのか―己の欲望のままに拳をふるい、敵味方なく外道の道をゆく稀代の悪徳警官シリーズ第三弾。(「BOOK」データベースより)
【感想】『禿鷹の夜』『無防備都市』に続く禿鷹シリーズ第3弾である。
今回は渋六と敷島、そしてマスダによるお互いの抗争が中心となって描かれている。
お互いの対立を招いたのが禿鷹だったりといろいろ物語が展開されていくが、正直物足りない感じが否めない。殺し屋を撃退するわけでもなく、警察官との対立もない。過去二作品に比べて驚きな展開がが少なく、平凡である。
次の作品が禿鷹シリーズ最後であり、またタイトルも『禿鷹狩り』と期待されるモノである。次作のためにわざと少し控えめにしたのなら、次作が期待の裏切らない作品であってほしい。
【ランク】5.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/04/03に読み終えた。
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