【タイトル】マリシャスクレーム〈2〉
【著者名】範乃 秋晴
【発行年月日(初版)】2010年10月15日初版
【登場人物の年齢層】成年
【概略】センターを攻撃目標とする謎の集団。電話回線はパンク状態となるが、その裏にはセンターに精通している裏切り者がいると常光は睨む。さらに、その集団の中には凶悪なIPBCが紛れていた。出雲源一郎と名乗る男の声、話す内容は常人には耐えがたい生理的嫌悪をまき散らす。唯一、対等に戦えるはずの常光だったが、出雲にはなぜかいつものクレーム予測が通じない。出雲たちの執拗な攻撃、裏切り者の存在、その裏に隠された意外な真実が明らかになったとき!?待望の第2弾。(「BOOK」データベースより)
【感想】どこかのブログで続編が出たのを知って。第一巻
まあいつも通り底の深くない内容である。つまらないわけではないが、もっと捻りを加えても良かったのでは、という印象。展開が安直。せっかく面白い題材なのに。
最後も続きを匂わせるような終わりかたと、あとがきでのネタ的懇願。他ではあんまり見ないけどなんだかな。といいつつ続編が出たらまた買うなりなんなりして読んでしまうんだろう。
……あまり関係無いのだがこの本についてきたメディアワークス文庫のしおりに「本当に面白い本は、深く考えなくても面白いはず。」と書かれてあってなんとも言えない気持ちになった。確かに一理有るかもしれないが、ライトノベル的なタイトルを持つ新刊が並ぶメディアワークス文庫の底が知れてなんとなく幻滅した。まあ文庫の「色」が定まって良いのかもしれないが。
【ランク】5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010年12月15日に読み終えた
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