2009/04/01
教室へ(フランソワ・ベゴドー)
【タイトル】教室へ
【著者名】フランソワ・ベゴドー
【訳者名】秋山研吉
【発行年月日(初版)】2008年12月25日
【登場人物の年齢層】中学生
【概略】フランスのコレージュ(日本の中学校にあたる)を舞台に出来事を綴った小説(by me)/2008年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞映画原作小説。パリ市内の中学校で教師をしている私は、日々ストレスを募らせていた。私語や反抗が目立つ生徒、妨害される授業、学力格差、校内暴力、人種間の対立など、次々と難題が持ち上がるが、解決の糸口はまったく見えてこない―教育現場の現実をセンセーショナルに描き、フランスでベストセラーを記録したドキュメンタリー・ノヴェル。ラジオ局フランス・キュルチュールと雑誌「テレラマ」共催の文学賞を受賞。 (「BOOK」データベースより)
【感想】図書館の新刊本コーナーに置いてあって裏表紙に書かれてあるあらすじが面白そうなので読んでみたが、ただただコレージュの出来事を綴ってあるだけで何が面白いのかが分からない。フランスでベストセラーとなったらしいが、コレージュの様子を知りたいのならまだしも、多分フランス人以外には(というかコレージュの実際の様子を知らない者)つまらないとしか思えない。訳者あとがきに「だから私は教育の中枢だけに集中する事にしました。それは教室です。教室で日々起こる事をひたすら綴るのです」「ちょっとした場面の積み重ねを通じて、学校と社会の断絶をあぶり出そうとしました」と著者が言っていると書かれてあるが、やはり現状を知らないものにはつまらない。
【ランク】3.5
【読書中メモの総覧】▼アフォリズム▼分かりづらい▼謝罪を強制▼スケーター、スノップ
【備考】2009年4月1日に読み終えた。
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