【タイトル】ヤンデレ大全
【著者名】ー
【発行年月日(初版)】2007/8/29
【登場人物の年齢層】ー
【概略】「ツンデレ大全」に続く、好評の美少女ゲーム・キャラクタームックの第6弾「ヤンデレ大全」が登場! 最近話題の「ヤンデレ」キャラクターを徹底的に紹介する本です。もうお馴染みの熱過ぎる執筆陣が、美少女ゲーム、コミック、ライトノベルなどのヤンデレキャラを語り尽くします。
「ヤンデレ」を多角的に解釈したオリジナルイラストも満載! しかもこの本、最終的にコンテンツ量が増えすぎたため、急遽増ページとなった128ページのお得な完全保存版です。もちろん体験版&デモムービー満載のDVD-ROMが付属! 衝撃的な表紙イラストは、ぜひ実物でご堪能ください!
【感想】友人より。
タイトル通り「ヤンデレ」大全である。「ヤンデレ」というキーワードの意味は、「ヤンデレの大意は『病み+デレ』の合成語が『病んでる』とのかけ言葉になっていると考えればわかりやすい。……辞書的に定義するなら、『ある対象に対して社会通念上から病的と見なされるほど深い情念や執着を抱え込み、それを原動力にして過激な求愛・排他・自虐・他傷など極端で異常な言動に駆られるキャラクター、もしくはその状態』ということである。」と書かれてある。今まで耳にしたことはあったものの、詳しく理解はしていなかったので、よくわかった。――しかしよくもまあここまでまとめることができたな、という印象である。俗にサブカルチャーに分類されるジャンルだと思うが、ここまで詳しいと結構読みごたえがあるし、面白い。
ネット上で産まれたツンデレの派生である概念の一角がここまで(サブカルチャー界のなかで)一般的になるとは考えた人も創造し得なかったのではないのだろうか。――そうかんがえると言語というのは面白いものだと思う。性質を名付けることで認識しジャンルを形成するまでに至るというわけである。そして、過去に創られた作品(森鴎外の小説など)や、海外の作品に「実はこれはヤンデレだった」としてそれぞれカテゴライズされる。これこそ現代文の授業で取り上げられた表現を通して物事を認識する……と思ってノートを見返したが思っていたのと少々違った。よくわからんな。
ただ、「GUNSRINGER GIRL」に登場するヘンリエッタがヤンデレとして紹介されていたのには違和感を覚える。このテキストを書いた人が「GUNSRINGER GIRL」の何巻まで読んで書いたかわからないが上記にあげた定義には含まれないと感じた。まあ広義には含まれるのかな。
本中に紹介されていた「永遠のフローズンチョコレート」と「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」に興味が沸きリブロ本店に行ったが、片方が在庫なしで片方が10巻ぐらいあるシリーズもので萎えた。残念。
【ランク】ー
【読書中メモの総覧】ー
【備考】2007年10月05日に読み終えた。