2010/02/11
ナインストーリーズ(J・D・サリンジャー、柴田元幸訳)
【タイトル】ナイン・ストーリーズ
【著者名】J・D・サリンジャー
【訳者名】柴田元幸
【発行年月日(初版)】2009年3月21日
【登場人物の年齢層】いろいろ
【概略】 1953年に出版されたサリンジャーの自選短篇集。「グラース家の物語」の発端となるシーモアが登場する「A Perfect Day for Bananafish」、WASP中心のアメリカ社会で助けあいながら生きていくユダヤ人親子を描いた「Down at the Dinghy」、男女の不倫を描いた「Pretty Mouth and Green my Eyes」など、9つの作品が収められている。中には、ドイツ製のルガー拳銃の性能を証明するために、ヒヨコの頭を撃ち抜いたヘミングウェイの残忍性を風刺して書かれたといわれている、次のような作品もある。(以下略、概略は野崎孝訳のもの)参考:アマゾン
【感想】J・D・サリンジャーによる短編集。
タイトル通り九つの短編が収録されているが、どの短編もよく分からない、といった印象である。話としてきっちりと終わっているのもあれば終わっていないものもある。「バナナフィッシュ日和」や「コネチカットのアンクル・ウィギリー」はよくわからないし、「笑い男」や「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」など話として一応終わっているものもある。何か惹き付けられるものはあるのだがよく分からないというのが実際のところである。風刺的な感じもするがやはりよくわからない。
個人的には「笑い男」という短編が攻殻機動隊SACにかなり関係してくるので興味深かった。この短編にでてくる笑い男はかなり不気味な存在である。
【ランク】6?
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010年01月09日読了。
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