【タイトル】糞神
【著者名】喜多ふあり
【発行年月日(初版)】2009年8月1日(『文藝』09年秋)
【登場人物の年齢層】高校生
【概略】世界中の迷えるベイビーたちを救うため僕らの担任教師は、突然、学校を辞めた。センセーはクソなのか?それとも神なのか。 (「BOOK」データベースより)
【感想】『文藝』2009年秋号に掲載されていたのがきっかけ。
よく知らないが文藝賞をとった作家が書いたということやタイトルが特徴的ということでもあり多少期待して読んだものの、特に特筆すべき事柄のない凡庸な内容であった。傍観者として世の中を楽しもうとしている自意識過剰気味の主人公による物語で、ラストで自分も小汚いホームレスと変わらないということを表現しているが、物語に面白さがない。次どうなるのかなという期待はくだらないラストで終わってしまった。
文藝賞を受賞した作品を見てみると『野ブタ。をプロデュース』『メイド イン ジャパン』『人のセックスを笑うな』などが並ぶ。なんとなくこの文藝賞の傾向とか性質がわかった気がする。
追記:アマゾンのレビューを読む限り自分の認識はやや間違ってるようだ。
【ランク】5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2009年12月16日に読み終えた。
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