【タイトル】花宵道中
【著者名】宮木あや子
【発行年月日(初版)】2007/02/20
【登場人物の年齢層】成年
【概略】吉原の遊女・朝霧は、特別に美しくはないけれど、持ち前の愛嬌と身体の“ある特徴”のおかげでそこそこの人気者。決して幸せではないがさしたる不幸もなく、あと数年で年季を終えて吉原を出て行くはずだった。その男に出会うまでは…生まれて初めて男を愛した朝霧の悲恋を描く受賞作ほか、遊女たちの叶わぬ恋を綴った官能純愛絵巻。第5回R‐18文学賞大賞&読者賞ダブル受賞の大型新人が放つ、驚愕のデビュー作。(「BOOKデータベース」より)
【感想】図書館で見かけて。
宮木あや子の作品は「春狂い」(このときの感想ひどすぎるなあ)を読んで強烈な印象を覚えた記憶があるが、前と同じように各短編がかなり深く関連している。そして、そこで描かれる登場人物、特に女郎はどれも個性がある。職業柄当然だが、平凡、地味、印象薄い者はいない。各人それぞれの吉原での生活はそれぞれの特徴があって面白い。
この作品は著者の処女作であり、しかも最初の短編が「女による女のためのR-18文学賞」とやらの大賞と読者賞のダブル受賞しているだけあって、強烈な色恋沙汰と官能表現である。この人の官能表現は徹底した淫らさという印象を受けるほどだ。加えて情熱的でロマンティックである。それはこの作品と前読んだ作品と一貫している。
てか漫画化してるのか!機会があったら是非読んでみたいと思う。
【ランク】6.5+α
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2011/05/07に読み終えた。
【ランク】6.5+α
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2011/05/07に読み終えた。
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