2010/07/25

天地明察(冲方丁)★


【タイトル】天地明察
【著者名】冲方丁
【発行年月日(初版)】2009年11月30日
【登場人物の年齢層】20~
【概略】江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること--日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!
【感想】「ダ・ヴィンチ」より。
 冲方丁という作家はこの作品で初めて知った。ウィキペディアで調べてみるとライトノベル、SF作家・・・とさまざまなメディアのクリエイターというのがわかる。その人物の初めての歴史小説か・・
 歴史小説は実在した人物を登場人物にしていることが多いのでリアリティは高いなと思う。今回はそのリアリティに引きずり込まれた感じがした。
 碁打ちとしての話や、算術家、測量の話など様々な分野の話が主人公を中心に交わりあい、とても読みごたえのある読んでいて面白い小説であった。

 建部昌明が亡くなった場面での渋川と伊藤とのやり取りは涙が出そうになった。
【ランク】7.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010年7月18日に読み終えた。



 感想を書くべき小説がたまっているな・・・読み終わって結構たっているのに感想を書いていないのはまずいな・・・結構苦行になりつつあるのも問題だな。。。

2010/07/11

W/F ダブル・ファンタジー(村山由佳)★

【タイトル】W/F ダブル・ファンタジー
【著者名】村山由佳
【発行年月日(初版)】2009/01/10
【登場人物の年齢層】30歳代
【概略】奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。(「BOOK」データベースより)
【感想】「ダ・ヴィンチ」より。
 村山由佳の作品は今まで読んだことがなく、ずっと一度と読んでみたいなと思っていた。友人からも「おいしいコーヒーの入れ方」がおもしろいよ、と言われていたがいかんせんシリーズものは読む気がしなかったが、今回ダ・ヴィンチに著者のインタビューが掲載されていたのがきっかけで読み始めることにした。

 読んでみた感想は、ひさしぶりに刺激的な小説を読んだ気分だ、こういう小説を読みたかった、というような感想になった。

 こういう小説を読むと同年代の比較的オタクな人々が「三次元は糞」という発言がなんてもったいないのだろうか、という気分になる。もちろん自分が今のところ充実した生活を送っている訳ではないが、現実世界における快楽を目指して生活していくのも悪くはないなと思う。この小説を現実世界に置き換えるのはナンセンスだが、理想として持っているのはいいと思う。

 また、 女性、快楽・・・まあいいや
【ランク】7.5
【読書中メモの総覧】なし
【備考】2010/07/08に読み終えた。

2010/07/09

ディグニタスー自殺幇助団体ー⑧


(クーリエジャポン2010年6月号より)

 このような団体の存在を知っておくことはこれからの万が一の時に悪くはないと思う。
 自分は自殺は絶対悪という考えを持っているが、しかし人に迷惑をかけながら自殺する(電車に飛び降りるなど)よりは例えばこのような団体を利用するなどを検討しようとすれば、自然に(めんどくさくなって)自殺も減るのではないだろうか。知らないけど。(自殺したいほどつらい状況や経験がないので何とも言えないが)

ディグニタスー自殺幇助団体ー⑦

ディグニタスー自殺幇助団体ー⑥

ディグニタスー自殺幇助団体ー⑤

ディグニタスー自殺幇助団体ー④

ディグニタスー自殺幇助団体ー③

ディグニタスー自殺幇助団体ー②